海外で教えるのは難しい!! |
外国人に物事を教えるのは、日本人に教えるのと違ってとても苦労します。
なぜなら、ベースになっている文化や考え方が違うからです。
私たちの中では「あたりまえ」と思っていることも、相手にとっては「なぜそうなるのだろう?」と、疑問に思うことが多いようで、その根本的な疑問を払拭してあげないと、本当の意味で理解してもらうことはできません。
私たちも日頃いろいろなことを現地インドネシアの人に教えながら、なぜそのような答えに至ってしまうのか、と物事の本質について考えさせられる場面が多いです。
ですが、彼らの素朴な疑問から、かえって私たちが勉強させられることも多いのです。
先日、インドネシアの友人から食べる前にふりかけとお茶漬けを見分けるにはどうしたらいいか、と聞かれました。
インドネシアでは日本食品が人気で、スーパーで普通にふりかけやお茶漬けを購入することができます。
ふりかけとお茶漬けなんて、パッケージを見れば違いがわかると思ってしまいがちですが、
日本語が読めない現地の人にとっては両者の区別がつきません。
「食べてみてしょっぱければお湯をかければいいんじゃないの」と、適当に答えましたが納得してもらえません。
「あられが入っている方がお茶漬けで…」といってもみても、
そもそも「あられ」とは何かを説明できません。
結局、「赤と黒と黄色と緑のラインが入っているパッケージがお茶漬けである」と、その場を切り抜けましたが、海外で物事を教えるのは本当に難しいと感じます。
食べる前にふりかけとお茶漬けを見分けるいい方法を知っている方がいたら教えてください。

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